> 案件概要
物件名: ORTO CAFÉ(オルトカフェ)
業 種: 飲食(カフェ)
住 所: 福岡市中央区警固1丁目15番51号2F
平米数: 81.11㎡/24.54坪
福岡市中央区警固の上人橋通りに面するイタリアンスタイルのカフェ「オルトカフェ」。警固から移転するのを機に、さらなるブランドの付加価値を高めるため、プロジェクトチームを組み、リ・ブランディングを実施。
> 業務内容
PLANNING ES:
店舗デザイン
Orto & Company:
コンセプトメイキング/企画立案・商品開発/オペレーション/プロモーション/グラフィックデザイン
> プランニングの方向性
ハード
新たにオープンするオルトカフェは、新築マンションの2Fに位置する店舗として、オルトブランドの象徴となっているランダムな木材の壁を前面に設置。お店の目印となることはもちろん、店内からは外の雑然としたイメージと間仕切る機能も兼ねる。 店内は、躯体のコンクリートを最大限に活かし、「ラフ+スタイリッシュ」をテーマに時代にあった新しいオルトカフェとして生まれ変わった。
ソフト
以前からのコンセプトであった「野菜をテーマとしたカフェレストラン」を強固なものとするために、地元農家より仕入れた新鮮野菜を使うことを決める。また、ピザ窯の導入により料理に幅をもたせ、オリジナリティーのあるメニュー開発を行う。
Important things for Planning
> プランニングのポイント
Mission:
“今回のプロジェクトは、以前のオルトスタイルをブラッシュアップし、どう飛躍させられるかが課題なんだ”
Key Point:
“オルトカフェの食材セレクトチームとして、グループ店「メルカート」を発足。オルトブランドの付加価値を高めるため、この2店舗の連携がキーポイントになったわ!”
地元農家より仕入れた新鮮野菜を
ふんだんに使用した新メニュー
Process to concept
> コンセプトまでの過程
1. 与件の整理
情報発信力を高め、新しい外食産業の形態として、ブランド化が実現したオルトカフェ。同様のお店が増えていく中で、更なるブランド構築のため唯一無二のオリジナリティーを持たせるための手段を探る。
2. マーケティング分析
> エリア分析
エリアは都会で働くシングルや高級分譲マンションに住む富裕層の多い地区。
> 食の動向
野菜を中心にバランスよくそしてスタイリッシュに摂取する「アーバン&ヘルシー」な食のライフスタイルが主流。
3. 開発規模の整理
> スペース縮小による改善策
前回のお店より規模が小さくなったため、より内容の濃い空間作りが必要!
> ランドマーク化
建物の2階に位置しているため、店舗自体がアイコンとなるように、通行中に目につきやすいファサード計画が必要。
4. 営業形態の計画
> 高付加価値
食材だけではなく、顧客満足度の高いホスピタリティー・サービスを提供し、リピート率を上げる。 ここにしかない、オリジナルの価値を生み出し、食を含めたライフスタイルの提案を行う。
〈5〉課題の捻出
ターゲット層に、オルトらしさを提供するためには…
[1] 店舗自体がアイコンとなるようなお店作りが必要
[2] こだわった素材を使用し、オルトらしい食べ方の提案をする事が必要
[3] 大型店にありがちな一律的サービスを避け、心地良いおもてなしを提供出来るか
[4] ブランドとして多角的に展開をしていく
以上4つの課題をクリアできるコンセプトが必要となる。
Iron Rule:
“「場当たり的な店作りはしない!」これが鉄則ですね”
Risk Hedge:
“課題や不安要因は徹底的に洗い出し、その対策を練っておこう!”
〈6〉コンセプトの開発
CONCEPT:
“選び抜いた地元産お野菜を使用した料理とお店”に関する全てにこだわりをもったイタリアンテイストのカフェレストラン。 + そこで使用している野菜・調味料・食器などが購入できる“新しいブランド「メルカート」設立”
↓
オルトカフェで食べたものを自宅で再現する事が出来る「食」を通じたライフスタイルを提案するカフェレストラン
“それが新しいORTO CAFÉ”
Points of Achievement:
“恋愛も同じですね♥ 相手の長所を発見することが成就のポイントよ!”
Secret of Success:
“この店ならではの強みを発見し、キチンと活用することが、成功の秘訣なんです!”
Planning & Design
> 実際の計画例
Merchandising
メニュー&ブランド計画
Synergies:
ブランドパワーを最大限に発揮させるために、店内飲食と商品購入の相乗効果を狙っています。
オルトブランドをさらに高めるため、地元農家より新鮮野菜を仕入れ、それが強みとなるようなメニュー開発を実施。また食だけに関わらず、ライフスタイル全てをコーディネートできるよう、衣類・雑貨などの商品開発も行う。
Promotion
販売促進計画
Iron Rule:
長い目で見ると、安易に広告を出し店舗価値を下げるようなプロモーションは打たないのが鉄則です。
オルトブランドをさらに高めるため、地元農家より新鮮野菜を仕入れ、それが強みとなるようなメニュー開発を実施。また食だけに関わらず、ライフスタイル全てをコーディネートできるよう、衣類・雑貨などの商品開発も行う。
Operation
Branding:
スタッフのサービスもブランドパワーの大きな財産です。
販売促進計画
心地よさを満喫してもらうためには、心地よいサービスの提供が必須になります。そのため独自のマニュアルを作成。スタッフのきめ細かな対応も徹底させていきます。
Graphic Design
グラフィックデザイン
新たにオープンするため、ロゴも再デザイン。その他グラフィックツールも一新し、より進化したオルトブランドを創り上げる。
Space Design
店舗デザイン
木やコンクリートのざっくりとした素材をインテリアベースとし、セレクトした小物・ディスプレイがアクセントとなるようなアート性が感じられるお店づくりを実現。お客様それぞれの利用シーンによる席を考え、より日常使いとしての利便性を高めた。